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FISマスターズ世界大会報告
14か国350名が参加
報告:元アルペンチームセクレタリー 松本のぼる

 4月5日〜9日まで、アメリカのアイダホ州にあるサンバレースキー場で「FISマスターズ世界大会」が開催されました。

 14か国350名をオーバーする参加選手を迎えて行われた同大会は、スーパーG、大回転、回転の3種目に、男子はAグループ(30歳〜55歳まで)、Bグループ(56歳〜89歳まで)にコースを分けて行われました。今回、私、松本のぼるがAグループに、戸田健一さんがBグループに出場しました。

 雪は例年より少なかったのですが、4月というのに完璧に整備されたバーンは、阿寒より硬く締ったハードパックでした。

 開会式のセレモニーは、サンバレーロッジ・スケート場で行われ、関係者を含め約500名が出席した素晴らしい式典でした。ジュニアホッケーの選手たちが、各国の国旗を持っての入場に会場中から大きな拍手が起こり、挨拶も4か国語の通訳が必要という世界大会ならではの盛大さでした。

 また、日本でもお馴染みの長年FIS TDクリニックの講師をしていましたDave Pym氏(CAN)がFIS TDとして大会を運営していました。「くれぐれも村里競技本部長、FIS TDの資格を持つ中村実彦さん、SAJのアルペン関係者によろしく」というメッセージを預かってきました。

 Pym氏は、相変わらず声が大きく元気で、安全面に関しても教えのとおり非常に気を配ってたくさんの安全ネットをスタート直前まで増やしたり、主審や競技委員長と連携して意欲的に活動していました。私も、選手として参加しながら大会運営面で非常にいい勉強をさせていただきました。

 コースに関してですが、スーパーGのAグループのコースはスタート地点2205m、ゴール1805m、標高差400mと標高差はあまりありませんが、その分ゴールからコースを見ると真正面は壁に見えるくらいの急斜面で、緩斜面は廊下になっている部分以外にないという凄いコースでした。スタート直後の壁は、標高差100mで40度以上あり、スピードが出てから左の廊下に入り、気を抜く間もなく最大の難関である大回転のスタート台を利用したプレジャンプから大回転のコースに入ります。

 難易度に関しては、非常に高く、バリバリにエッジを立てても前日のアップで甘くなるほど硬いバーンでした。前々回の世界大会が行われたコロラド州のカッパーマウンテンでスーパーG10位だったので淡い期待もあったのですが、ゴール前の片斜面でタイミングが少し遅れたのと体がよれていたのが重なり、次の旗門まで落とされてしまい大幅なタイムロスをしてしまいました。そのため、1分8秒31のタイムでラップに6秒遅れの24位が今回最高の順位でした。

 スキーは、205cmを持って行ったのですが、かなりスピードも出るしジャンピングスポットもあるため、スーパーG用スキーは絶対必要なのと、今後参加される方は、プレジャンプで20〜30メートルは飛ぶ練習をする日等があると思います。これは余談ですが、昔よく出場していた滑降のレース(大鰐・鳴子)での経験が役に立ったと思います。

 Bグループに出場した戸田健一さんは、グループが違いましたが、お互い毎日忙しくしていました。1人での参加と高齢なので何かあった時のために、日本チームとして多人数で参加するか、家族ら添乗員のようなスタッフが一緒に来るといいと思います。リザルツは、ラスト2位くらいをキープしていましたが、スーパーGではサンバレーで借りたスキーのため、長くて扱えないと嘆いていました。

 今回参加して感じたことは、小川和雄元小委員会委員長を引き継ぎ、チームキャプテンとして日本チームをまとめて参加できるといいと思いました。

 それから、もっと多くの方がマスターズに参加して、レースをエンジョイしてほしいと思いました。



[7/13 マスターズ]
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