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| 20XX年、IT&ゲノムの日本をオリジナルとする多国籍企業ゲノム・コーポレーション(以下ゲノム社)は、オーガズム・コーダーの研究に取り組んできた。ついに最新型オーガズム・コーダー・レプリカントの製造に成功し、これらを利用した一大ポルノ帝国を築き上げた。このコーダーたちは、ゲノム社のテンマ博士の7シリーズにも及ぶクローン技術で作られたデジタル世代のレプリカントたちで、I.K.U.=イク(オーガズム)データーを収集する使命を持っている。20XX年におけるセックスは“アシスト・セックス”が中心でつまり肉体の直接的な交わりよりも器具を使用したり、ヴァーチャルな世界で快楽を得るようなスタイルが主流をしめていた。このような状況に目をつけたゲノム社は、原始的性力がある人間からオーガズムデータを収集し、それらから巨大なオーガズム・データ・ベース「I.K.U.」を作り上げ、莫大な富を得ていたのである。 最新型XXX世代レプリカント、レイコも他の仲間たちと同様、オーガズム・データ・ハンティングに狩り出された。社内のエレベーターの中でセックス・ドライブを刺激され、右腕にデータ収集エンコーダーのXXXタトゥを刻み込まれたレイコは、もう待ちきれないとばかりに、ゲノムの社員ディジーに絡む。多くのレプリカント達を見送ってきたディジーだけが、これからの彼女の行く末を知っていた。 ウルトラ光線でXXXと印されたレイコの右腕は、生物工学腕であり、電子部品と人工肉片の両方で出来ている。レイコの体内にあるバイオマチック・ドライブが人間達のオーガズム・データでいっぱいになった時、そのコード化されたデータはショットガン 型ディルド・レトリーバーによって抜き取られ、彼女は引退を命じられるのである。レイコは、性的好奇心が旺盛で気ままな性格としてインプットされている。SEX-SCAPE (性百景)を彷徨する彼女は、あたかも自由にみえる。しかし、彼女はゲノム社が仕掛けた至る所にある監視カメラの存在に気付いていない。彼女はゲノム社のセックスマシーンなのだ。 レイコは、度重なるセクシュアルな出会いを通じて、オーガズム・データを収集する。ハーモニークラブのダンス・ガールとしてセックスしたり、自動車で駆け落ちごっこをする若いカップルとセックスしたり…。時には、カーチェイスをするドラッグ・ディーラー、ハスラーと3人でセックスに溺れたり、段ボールの中の3Dドリーム・スケープにでホームレスとセックスを重ねる。彼女は一人でイクことが出来ない。相手がイク時に彼女の右腕はユニコーンの角からペニスへと様々なデジタル・トランスフォームを成し遂げる。彼女は“それ”を相手の中に挿入し、オーガズム・データをエンコードする。オーガズム・データは、XXXタトゥのウルトラ光線によって走査され、モザイク・コード化されたパターンとして表われ、色分けされる。 マッシュは、引退したX世代のオーガズム・コーダーで、ストリップ・クラブで働く。いつもスーパー・バイクに乗っている。引退しているはずなのにまるでゲノム社の指命に従うようにレイコがピンチになると助けにあらわれる。 ゲノム社のライバル、バイオ・リンク社のウィルス・エンコーダーである東京ローズは、アンダーグラウンドのクラブ、ピンクの歌姫である。彼女の指命は、ゲノム社のI.K.U.コーダーたちを誘惑し、東京ローズと呼ばれるウィルスに感染させシステムをダウンさせオーガズム・データを盗みとる。後にレイコもアヤの罠にはまる。レイコのシステムは、東京ローズのウィルスによってダウンする。 システム・ダウンしたレイコをマッシュがスーパーバイクに乗ってやってきて助ける。マッシュは、レイコにマスタベーションを教える。レイコのシステムを復活させるには、自分で自分を楽しむしかないのである。ゲノム社のテンマ博士がひそかに据え付けたリセットボタンは、おへそにあった。ゲノム社のサラリーマンだったテンマ博士は自ら創造したレプリカントたちがスクラップにされることを考えて会社に秘密にオヘソのリセットボタンを設定したのだった。いつの日かレプリカントが自由になれるように。 レイコはリセットしたが、バイオ・ディスクの記録したオーガズム・データは東京ローズに盗まれたので空っぽである。任務を遂行するためにはセックスをやり続けなければならない。レイコはアキラとカプセルホテルで出会う。自称ハスラー(売男)のアキラはその時代では珍しい性欲旺盛な100%人間である。日本料理屋で二人ははじめるのだった。ハスラーという仕事柄イッタことがないが、どん欲に求めるレイコの性技にイッテしまったのだった。一晩に複数のオーガズムをレイコに与え、レイコのデータをいっぱいにするのに一役買う。 そしてある日、レイコのバイオ・ディスクはいっぱいになった。ディジーは、レイコのオーガズム・データを抜き取り、彼女を引退させるために現れる。エレベーターを下へと下りながら、ディジーはショットガン・ディルドを使ってレイコのバイオディスクからオーガズム・データをダウンロードする。ファック中のファックだ。人間の様々なオーガズムデータのモザイク・データは、全てゲノム社の所有物となる。収集されたXXXのデータは、 I.K.U. データベースにエンコードされる。ゲノム社は、ネットXXXデータベースに接続するための携帯ネット電話 に挿入するI.K.U.チップを生産し、そしてこれらのI.K.U.チップは、街角で、コンドームの自動販売機と並んで売られるのだった。 |